気づいたら沼だった

可愛いイケメンが大好き!!!と叫ぶ

つまりは可愛いは正義

私はあまり彼らのプライベートに踏み込みたいタイプではなく、2.5次元的な彼らを愛でるタイプである。

実際本当に彼らはキャバ嬢的なのか、それともビジネスなのかは重視してなかったりする。

カッコイイ、イケメン=アイドルという公式が一般的で、もちろん彼らもカッコイイ、イケメンなのだが、彼らはあえて、男なのに可愛い、小悪魔、あざといに自分のアイデンティティを見出している所に不意をつかれたのである。

前にキャバ嬢系ジャニーズの例を挙げた中に、(つまりは私の推しメン)二宮和也と岩橋玄樹をあげてみたが、二人は少し性質が違う気がする。

二宮和也は俗に言う人たらしである。実際は社交的なタイプではないのにも関わらず、何故か彼は人との距離の縮め方が近く、“エロい”距離感を初対面の人でも出せる特性がある。恐ろしいのは年上年下関係なく距離感が“エロい”のである。別にチャラい人という訳でなく、いつの間にか彼のペースに引き込まれて、付き合いの長い友人のような雰囲気に持ち込み、タメ口で話されても何故か憎めない魔法をかけ、末期の場合は男女問わずときめかせ貢がせてるタイプなのである。

あくまで、自分のポリシーを揺るがすことなく、相手を自分の世界に取り込ませる、順応させる力がある。(極論なら財布を出させる能力)
もはや、彼を好きになってしまうように洗脳させられてしまっているのかというくらいである。
けれども、ただただあざとさを振りまいているわけではなく、彼には潜在的なトーク力、俳優面では演技力という圧倒的な実力で相手の興味をひいているのである。それで、いざ彼と話してみるとキャバ嬢的コミュニケーションで骨抜きにされてしまうのである。まるで最初に私に近づいたのは貴方からで虜になった貴方が悪いのよと言わんばかりの小悪魔さ!
言ってしまえば彼のあざとさは元々彼のキャラクターに組み込まれていたという意味での先天的な可愛さだと言える。偶然内股だった、偶然萌袖だった、偶然上目遣いだっただけなのである。

一方、岩橋玄樹は完全に自分の見た目の可愛さを後から受け入れてから自分の武器にしている気がする。
元々見た目が中性的(もはや女子)なのもあって、周りからどうしても可愛いと言われてきたのだろう。初期の時点ではそこまで自分で可愛さを推してるようには見えなかったが、成長するにつれ見た目もサイズもどうしても可愛くなってしまう彼は、自分の可愛さを受け入れてそれを武器にビジネスとして売っていく道を見出したのかもしれない。もちろん、彼も男らしくなりたい願望・発言はあるものの(最近イケ化が著しい)、彼のキャラクター的にここまで可愛さを売る男性アイドルは私はあまり存じ上げない。
自分の可愛さを後から受け入れた意味では後天的な可愛さプロデュースなのかもしれない。まるで僕が可愛いのだから好きになってしまうのは仕方がないと言わんばかりの可愛さプロデュースは斬新過ぎた。内股で座ったら可愛いから、萌袖したら可愛いから、上目遣いしたら可愛いから、なのである。

そう割り切った彼は多くのJr.内で彼女的立ち位置を獲得したのであり、彼の人気に火がついた理由の1つなのかもしれない。
自分もアイドルな訳だし、カッコイイと言われたいし、ジャニーズにとって可愛さはむしろコンプレックスであったかもしれないのに、それを受け入れ、逆に自分を可愛くプロデュースし、誰にも揺るがすことの出来ない無敵な立ち位置を誰よりも早く勝ち得た強さに感服している。

この二人は容姿もサイズも可愛いのを承知の上で、結果的にビジネスなあざとさを自分のキャラクターにしている訳だが、実はこの可愛さは先天的なタイプと後天的タイプと分かれていて、厳密に言えば二人は少し違うタイプのキャバ嬢系ジャニーズなのだと推測する。

冷静で子供離れな客観的思考を持っていたが故に何を言われても言い返さなかった彼、口が悪くなった友達の言葉を冗談だと受け流せなかった繊細な彼。苦境を乗り越えようとした二人は、一方は自分のポリシーを捨てずに着々と実力をつけ、多くの人の目に止まる存在となった彼、一方はこの年齢で敢えて可愛さを武器にして、多くの人を魅了する存在となった彼。過程がちがえど、同じジャニーズの新たな境地に自分を見出した。この場所に行き着くまでの多くの時間と涙と勇気を費やした姿を見せないのは彼らの強さとプロフェッショナルさ。
さらにこのあざとさを促進させたのはシンメの存在もあるというのはまた別の話…。

問題なのは彼らが可愛さは正義を最大限に利用してるを分かっていながら、わざわざ毒牙に引っかかる私なのだが。