気づいたら沼だった

可愛いイケメンが大好き!!!と叫ぶ

二つの黄金期

現在のジャニーズJr.は黄金期と言われている。では、何をもって黄金期と呼ばれるのか。

【黄金期とは】
ジャニーズJr.における黄金期とは、Jr.だけで番組を持てたり、コンサートを開けたり、音楽番組に出たり、ドラマに出たり、CDを出したり、CMに出たり出来る現象のこと。

そして、現在の黄金期の前にも黄金期が到来していた。これを第一次黄金期と呼ぼう。

◯第一次黄金期とは
幕開けは後にV6となる剛健コンビ。この2人が凄まじい人気を誇り、この2人に憧れてゾロゾロとJr.志願が増加していったとみられる。剛健がV6となりデビュー後、タッキーの人気に火がつき第一次黄金期のピークを迎える。この時代は少クラはなく、民放でしかもゴールデンタイムに3つほどJr.だけで番組を持つという人気ぶり。現在まで活躍するのはJr.を牽引するタッキーの他に今井翼、タッキーのライバル役であり東のタッキー西のすばると呼ばれた渋谷すばる、MAINを結成した松本潤相葉雅紀生田斗真二宮和也、4TOPSを結成した山下智久風間俊介長谷川潤、関西代表の横山裕村上信五錦戸亮kyo to kyoに出演していた大野智などがこの時代にJr.として活躍していた。ピーク時に嵐がデビューし、小原祐貴の(異例の)卒業とともに黄金期は終息していった。

◯第二次黄金期とは
キスマイ人気で口火を切り、キスマイデビュー後ちょくちょく先輩のバーターでJr.がドラマ出演をしたりする中、バカレア放送。AKBとの共演も相俟って深夜枠にもかかわらず人気に。映画化も果たす。同時期に笑っていいともでいいとも青年隊でJr.を起用。第二次黄金期が到来する。バカレア、いいとも青年隊を中心にJr.のみのコンサートを開く。その後、深夜枠でJr.主演ドラマリレーをしたり、ついに民放でJr.のみの冠番組を持つなど人気急上昇中。火付け役のバカレア出演者、いいとも青年隊をはじめ、恋人にしたいJr.1位を誇る岩橋玄樹、ドラマ出演経験を持つ神宮寺勇太、宮近海斗、森田美勇人安井謙太郎、Snow Man、永瀬廉、大西流星、主演経験者の岸優太、阿部顕嵐、平野紫耀など関西も含め多くのJr.がマルチに活躍中。


そもそも、Jr.だけで番組を持つというのは異例中の異例。普段先輩のバックでしか見られないJr.達が番組を持って出演しているというのはそれほどの需要があるということ、Jr.だけを応援する人達がデビュー組と変わらないくらい存在しているということだ。では、この二つの黄金期にはどんなに違いがあるのだろうか。

求められるアイドル像が当時と現在では異なるだろう。当時はジャニーズ=バク転が必要条件のように思われていたし(出来ないJr.もいたが)、イケメンの男の子達が歌って踊るのがカッコよくて素敵なんだというのがジャニーズJr.の印象だった。だが、第二次黄金期では歌って踊って以外にも演技力バラエティ力などマルチな才能を求められる。ジャニーズ事務所が当時よりマルチな活動の場を開拓して先輩たちが開いていったからこそなのだが、ルックスとダンスだけでは物足りない時代になってきた。ニノも言っていたが、普通デビューしてから苦しむバラエティや芝居をJr.の時から味わっているあり、やはりそこは当時と異なるだろう。

当時のタッキーほど強烈な存在は今の時点ではいないのかもしれないが、個々に同じくらい知名度が高まっているというのが、当時と現在のJr.体制の違いだろう。タッキーを入口にして他のJr.を知っていくという第一次と、個々にテレビで活躍し知名度を上げ自らをプロデュースしていくというのが第二次といったイメージ。キラキラした印象の彼らの裏に未知の世界にがむしゃらに頑張るJr.を見るということがファンの胸を強く打って一緒になって応援したくなるというのが今の時代なのだろう。時期によって事務所からの推しメンが変化していくため、現段階で歴関係なく、Jr.それぞれの人気は横並びのように思える。いつ、どのタイミングで誰が引き抜かれるのかが今後の第二次黄金期の明暗を分けるだろう。

これまで黄金期からデビューしていったグループは共通して苦しい時期経て現在の人気に至っている。黄金期でとてつもない人気を誇ったのにも関わらず、いざデビューするとファンの人数が少なかったり、テレビの露出が少なくなったりとアピールする場がなくなってしまうとグループの人気も苦しいものとなっていくのが黄金期デビュー組のさだめなのかもしれない。逆を言うと、この黄金期にJr.でいた方がデビューするよりも人気を維持できてしまうほど黄金期の“ジャニーズJr.”はネームバリューがあるということなのだ。